「飛ぶ教室」オンライン家庭教師のけんです。当サイトを立ち上げ、国語・英語と難関大受験全般の対策をオンラインで普段教えています。
今回は、浪人生がなぜ現役で大学受験に合格できなかったのか、原因を推察しつつ、予備校ではなくオンライン家庭教師・個別指導塾で学ぶメリットをご紹介します。
結論から言うと、その原因は【学校や予備校の教室授業への信仰】にある人が多いです。耳が痛い内容かもしれませんが、ぜひお付き合いください。
保護者・家庭の事情から考える浪人事情
さて、2020年・21年は、大学受験の浪人生の人数が減少し、その原因には共通テストの形式変更や新型ウイルスの影響などがあるとされています。一方で、今年22年は、景気回復と物価上昇など経済状況は複雑化し、浪人を選択する人数の増減は不透明な状況が続いています。
当然、浪人を避ける理由には、私大受験への転向など人それぞれの事情があります。しかし今回は、その中で最も多いと考えられる経済事情について考えてみましょう。
そもそも浪人生であれ現役生であれ、大学受験に挑戦しているということは、大学に進学できる経済状況にある家庭であることが推測できるます。
その上で浪人を避ける家庭が増えたという事実は、お子様に1年間以上浪人させられる経済的余力がないと考える方が多いのではないでしょうか。
その前提には、浪人生は予備校に通わないと合格できないし、大手予備校の浪人コースは100万円前後の費用がかかるという漠然とした不安があります。実際、宅浪での第一志望合格率はかなり低いことが知られています。
予備校が受験に必須だと考えてしまう背景には、ご自身の受験経験や、お子様のためにしてあげられることはすべてしてあげたいという気持ちがあり、お金を積んでおけば子にも納得してもらえるという安心感がある場合が非常に多いです。
しかしそれは間違いです。現在、オンラインの塾や家庭教師が増加してきており、予備校を超えるひとりひとりに合わせた充実した授業がご自宅で受けられるようになってきていて、しかも場所代などのコストを大幅に抑えた価格で教育ができる時代になっていますよね。
金額とクオリティは比例しません。それでもなぜまだまだオンライン授業が浸透しないかというと、それはひとえに情報格差によるものです。実際、予備校に通いながら同時に私のオンライン教室に来られた方には、予備校に通うのがもったいないと予備校を辞めてしまう方も多いです。
まあ、このページに辿り着かれた方は、既に情報強者なのでご安心くださいね。
次に、浪人生本人の視点から、浪人してしまう理由を考察します。
寧ろ予備校に通うことが、受験にあたってデメリットが多く、志望校に落ちる原因にすらなっていることがお分かりいただけると思います。
浪人してしまう人の原因は真面目さにある
意外かもしれませんが、実際の経験からも、浪人生は真面目な人が大半です。そもそも全く勉強したくない人はそもそも大学受験に挑みませんからね。
浪人生には、高校時代に部活動や趣味に全力投球した人もいます。一方で、一生懸命受験勉強したにもかかわらず、そのやり方が実直すぎて、目隠しでスイカ割りをしているように、ゴールが見えず、ずれた方向に努力をしてしまう人もいます。
後者の方が実は危険ですが、どちらも根本には真面目さがある人が多いんですよね。
真面目さには、言われたことを素直にやるという良い面もありますが、浪人してしまった人は、むしろ、自分から目標を直視して、そのために必要なことをゼロから考えることが苦手という、真面目さの悪い面が出ていることが多いかと思います。
そういう方は、自分が本当は目標にまっすぐ向かっていないんじゃないか、という疑念が湧いてきても、それを押し隠してしまいます。つまり、努力さえしていれば合格できると思っているのですが、入試ではそういう面は評価されません(AOなどは別です)。
このタイプの真面目な受験生は、教室でじっと先生の話を聞いていたり、懸命にノートを取ったり、次から次へと与えられた課題をこなすのが好きな優等生になりがちです。だからこそ予備校と親和性が高く、浪人しても予備校に通いたがり、予備校もそういう生徒を入れておけば儲かるという、共生関係が成立しています。
こういう人が浪人生の大半であると仮定すれば、浪人生の合格率が現役よりも低いという事実が説明できます。
浪人してしまったのは、現役の時の努力が足りなかったからだと思い込み、例えば既に何回もやった単語帳をまた何周もして、なぜか知っている知識をまた頭に詰め込もうとする。
予備校では、ボロボロになった参考書を見せあって自慢する浪人生が跡を絶ちません。
私は某大手予備校に現役時代、模試の成績が優秀だったためモニター生として1年間無料で通っていましたが、努力自慢の浪人生が掃いて捨てるほどいたのを覚えています。
結局その予備校では、私は数回授業を受けただけで無意味だとはっきり分かったので、その後は自習室としてしか使わなかったのですが、無事現役で東大に合格できました。
浪人生は今までの勉強法を反省しよう
さきほど宅浪生の合格率が低いと述べましたが、その理由は、浪人時代に予備校に通わなかったからではなく、現役時代に通っていた予備校や高校での勉強の形式が全てだと思いこんで、同じやり方でまた最初からやり直そうとするからというのも大きいのではないでしょうか。
しかし浪人生の大半は、現役時代に受験に必要な知識は一通りおさえられていますので、同じことを1年かけて繰り返しても成長はできず、むしろ直ぐに飽きてしまって勉強自体から遠ざかってしまう、という事態が、宅浪生あるあるですよね。
結局、浪人生がやるべき勉強とは、現役時代にやらなかった勉強なのであって、授業をおとなしく聞くことでは無いわけです。
現役時代に不十分だった点とは、まさしく志望校の過去問対策の不十分さです。真面目な浪人生ほど、現実を直視しないので、直前期まで過去問に取り組むことを放置しがちですからね。
そして過去問対策は、予備校では十分にできません。
確かに特定の大学に向けた対策は大手予備校にもありますが、特定の志望学部に特化した過去問対策は物理的に不可能です。特に難関私大などは、学部によって傾向が全く異なるにも関わらず、集団授業の予備校ではどうしても満遍ない対策になってしまい、自分にとっては無駄な時間を過ごすことになりがちです。
集団授業では、個々の弱点には目を向けづらいです。
そしてまさに、真面目な浪人生にとっては、自分の弱点を客観的に直視することこそ苦手なことはありません。
そしてその苦手に向き合うことができるかが、大学受験の合否を分けるのですから、必要なのは弱点をしっかり見つけて指摘してくれる、個別指導の教師なのです。
浪人生にはオンライン家庭教師をおすすめします
コロナ禍における浪人生減少には、経済事情以外にも、自習などの集団授業以外の勉強法に対する不適応があるのではないでしょうか。
根が不真面目であり、自学自習と参考書を愛する私にとっては理解に苦しみましたが、感染対策のため対面を避けてリモート授業が推奨された時期に、勉強につまづいてしまう生徒がたくさんいると騒がれた時期が以前ありましたよね。
視点を変えてみれば、コロナ禍は、学校の教室に通って教師に頼らなければ勉強などできないという信念と、その信念によって実際に学校の教室以外での勉強を奪われ、やり方を忘れてしまった生徒があまりにも多いということを露呈してしまったのだと思います。
実際にはそんなことは無いということが、大学での遠隔授業を行った教授や学生の意見や、オンライン塾を選ばれる方の増加から、少しずつ証明されつつあるのですが。
今後、感染症がどうなっていくかはわかりませんが、どんな状況であっても、自分の時間と場所があれば勉強をすすめることは可能だとお伝えしたいです。
特に真面目な浪人生の方、自習だけでは不安な方は、ぜひともオンライン家庭教師「飛ぶ教室」におこしください。先述の通り、マンツーマンで弱点を見抜く授業・過去問対策を行っておりますし、学校的・予備校的ではない勉強の進め方も詳しくお伝えします。
コマ数などは浪人生のご都合に合わせて調整します。
興味を持たれた方は当サイトから、無料体験・ご相談にお進みください!
ではでは。
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