【学費無償化?】大阪公立大学が人気な4つの理由・合格対策をオンラインプロ講師が分析。

未分類

大阪公立大学の偏差値予想と4つの人気な理由・対策

大阪公立大学の偏差値は文系が高め

国語・英語・難関大学受験のオンライン個別指導塾「飛ぶ教室」東大出身プロ講師のけんです。
2022年4月大阪市立大学と大阪府立大学が合併し、国公立で3番目に在籍者数の多い大学として爆誕した「大阪公立大学」が人気を集めています。
ベネッセの提供する大阪公立大学の偏差値は、

文学部の偏差値は64~68法学部の偏差値は63~68経済学部の偏差値は62~66商学部の偏差値は63~64、理学部の偏差値は58~64、工学部の偏差値は59~66、医学部の偏差値は57~70、看護学部の偏差値は60~63、農学部の偏差値は58~62、獣医学部の偏差値は65、生活科学部の偏差値は60~62、現代システム科学域の偏差値は59~63

ベネッセのサイトより

となっていますが、注目するべきは文・法・経・商の文系4学部が相対的に高くなっていることです(医・獣医は除く)。

合併前の大阪市立大学時代の偏差値が、文系4学部は62~64程度であったため、どの文系学部も偏差値が加熱上昇しています。

入試難易度で言うと、大阪公立大学の文系学部はだいたい大阪大学の文系学部より少し下、大阪大学の外国語学部英語学科と同程度、大阪大学外国語学部のマイナー言語の学科群よりも上です。普通にすごい大学です。

要するに、かなりの難関大学なのですが、世間的にはまだまだ過小評価されていますね。

もともと大阪府立大学には文系学部は存在せず、大阪市立大学にあった4学部が大阪公立大学にそのまま引き継がれました。
そして公立一般前期入試は、21年度まで市立時代とくらべて文学部と商学部は定員数はそのまま、法学部は10人減、経済学部は15人増と、ほとんど文系の定員数は増えていないんですね。

それでも偏差値が上がっている=人気大学となっていて、今後も偏差値が上がりうる理由はいろいろあります。

大阪公立大学が人気の理由4つ

公立大学だから

大阪公立と並んで、近年評価が高まっているのは秋田の国際教養大学という公立大学です。
新しい大学で、全部英語授業・就職率100%などの特色で目立ってきていますね。

私自身大阪出身なのでよく分かりますが、大阪はじめ近畿圏では、学費が安いこともあって根強い国公立人気があります。
東京では難関私立大が目立ちますが、近畿圏では国公立の方が私立大学よりも全体的に人気です。

実際大阪公立大学は、これまでは国立の大阪大学に落ちた人が通う滑り止めの大学というイメージが正直ありましたが、今後は第一志望に選ばれる方が増えていくことは間違いないですね。

所得制限なしで学費無償化?

2023年1月20日に吉村大阪府知事が、「統一地方選挙の公約として」3年居住歴がある府民に限ってですが、大阪公立大学の入学金・授業料を全額無償にすると発表しました。
2020年度以来、所得制限付きではありますが、すでに府民の大阪府大・市大での学費無償化は実現されていましたが、所得制限が取り払われるということですね。

維新の会の大阪での人気は根強いものがあるので、地方選の結果次第ではありますが、ある程度確実性の高い公約ではないでしょうか。

府民の優等生の多くがこれまで大阪大学を目指してきましたが、所得に関わらず学費無償となれば、ともすれば大阪大学を超えるような人気大学になることも予想されます。

大阪都心部にキャンパスが新設

また、2025年4月には、メインキャンパスが大阪城公園近くの森之宮に開設される予定です。
これまで文系学部は杉本キャンパスという都心から少し離れた地域にあったのですが、文学部は森之宮キャンパスに移ることが予定されていて、さらに魅力的になり、偏差値も上昇することが予想されますね!

これからも人気・偏差値上昇は必須

21年度までは、府立大学と市立大学に分散されてきたので、公立なのに認知度が低い状況が続いていました。

ですが今回合併したことで、認知度も次第に上昇していくことが予想されます。

22年度のJSコーポレーションの調査では、公立大の人気ランキングで全国2位が大阪市立、4位が大阪府立、10位が大阪公立大学という結果が既に出ていて、これらの人気をまとめれば、公立で1位2位を争う人気大学であることは間違いありません。

大阪公立大学の入試対策

一例として国語の内容・傾向について見てみましょう。
大阪公立大学の文系商・経済・法学部は、国語は大問2問で90分の試験時間です。
文学部は古文漢文も出題されるので全3問で120分。

大阪大学はどの学部も古文あり(文学部は漢文もあり)、1問は小説文ですが、大阪公立大学は評論文・エッセイの出題だけです。

2022年度の出典は以下。

  1. 松井健『民藝の機微 美の生まれるところ』(里文出版、2019)
  2. 木原淳『入門 法学読本』(晃洋書房、2021)
  3. 『閑居友』・『顔氏家訓』

現代文に関しては、第1問は記述問題が5題。第2問は記述4題と漢字・空欄・抜き出しの計7題。
大問2問とも記述問題が4題だけの大阪大学よりも、問題数は多いのが特徴です。

市大時代の過去問の分析も含めて考えると、大阪公立大学の国語は、古文漢文は国公立大学標準レベルですが、現代文はやや難しいと言えるでしょう。

基準は総合的ですが、重要なのは出題文に「近代」論が多く含まれている点です。難関大学ほど「近代」の本質を論じた抽象度の高い文章が多い傾向にあります。
後期小論文試験も同様、人文系のセンスがかなり必要な問題が出題されています。

現代文はやや難ですが、他の科目の試験内容は標準的な中堅国公立大レベルと言えます。
であるからこそ、差がつきにくい問題になりやすく、人気が加熱した際にわずかな失点で不合格になる可能性が高いと言えます。

国語の説明問題・数学での部分点や、英語和訳での記述点など、差をつけやすい部分をしっかりと取っていく必要がありますね。

オンライン個別指導塾「飛ぶ教室」で対策しよう

失礼、ここからは宣伝です。大阪公立大学合格を目指す方は、大阪であれ沖縄であれ、どこからでも自宅で受講できるオンライン個別塾「飛ぶ教室」で対策するのがおすすめです。

東大出身プロ講師が、国語・英語・数学・小論文、つまり大阪公立大学文系の二次科目をカバーしながら、共通テスト科目もバックアップします。日頃から人文系の研究を行っている講師が現代文・小論文で扱われるような文章を背景知識から解説します。
また、大阪公立大合格にはハイクオリティの記述解答ができるようになるのが不可欠です。記述の添削も含めた個別授業を最大限活用してくださいね。

オンライン塾であるため、諸経費を削減してお安く料金設定していますので、ぜひ当HPから無料面談・体験をお申し込みください!

ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました