【高2か直前か】現代文はいつから?難関大学受験・国語の勉強開始時期を東大卒家庭教師が解説

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「飛ぶ教室」オンライン家庭教師のけんです。

よく、「現代文は直前でいい」だとか「英語や古典を優先した方がいい」という言説をネットやリアルで耳にします。特に難関大を志望する人にとってですが、結論から言うと、これは大間違いです。その理由を考えていきましょう。

地頭がいい難関大受験生の失敗

そもそも、受験の本質を考えて見てください。当たり前ですが、他人よりもいいスコアを取ることが最重要ですよね?
突き詰めると、「他人を出し抜いて1点でも多く取る人が勝つ」、これが受験の残酷な真実です。

「他人を出し抜く」ためには、常識の裏をかくのが一つの道です。つまり、多くの人が「現代文は直前にやればいい」と思っているなら、現代文を先にやるという天の邪鬼な戦法を目指すべきなのです。

特に文系難関大を志望する人は、往々にして地頭がいい人が多いです。
そして、地頭がいい人は、最初は現代文の成績が他の科目より比較的よいケースが多いのです。

まさにそういう人こそが、受験勉強開始時期に「現代文はあとでいいや」と判断してしまいます。

ところが、実は現代文は点数が一番安定しない科目な上、難関大学の入試現代文は背景知識など深い学力が要求されるため、地頭がいいだけでは高得点は狙えない科目なんです。

実際に多くの受験生をオンラインで教えている私の経験でも、地頭が良い生徒ほど、現代文の勉強を怠ってしまい、直前になって過去問を解くと、全然解けないというケースが非常に多いです。

難関大学受験では、現代文が合否を分けるといっても過言ではないので、こんな失敗はしたくないですよね。

直前まで現代文を放置するとどうなるか

英語や地歴などの科目は、筋トレと似ているところがあります。
着実に勉強し続けていれば、あれよあれよと成績が伸びる受験生が大半です。

それで調子に乗ってしまい、現代文を放置していると、受験が近づくほど現代文の模試の成績が相対的に伸び悩んでしまいます

それがストレスとなり、受験直前期にメンタルを崩してしまい、学習意欲がなくなってしまう人がたくさんいます。地頭がよく、現代文が得意だと思っていた人ほど、ショックが大きいんですよね。自己肯定感の喪失はなんとしても避けたいものです。

英語・地歴は単純作業が多く、ある意味で頭を使わずにできてしまうので、つい無意識に取り組む時間が増えます。これを「易きに流れる」と言います。

そして単純な暗記勉強ばかりしているため、思考力がほとんど身につかず、現代文まで思考停止して気合いで解こうとしてしまう。
地頭がいい」と言われる人って、大概「頭の回転が速い」人なので、精読は得意じゃない人が多いんですよね。これ、難関大では致命的ですよ。

では、いつから現代文対策を始めれば良いか考えてみましょう。

現代文こそ「蓄積」が大事

数学など理系科目は「蓄積」が大事という意見も多く聞きますよね。この意味を具体的に考察します。
例えば、三角関数の基本公式を知らない人と知っている人が、同じ問題集で三角関数の問題を100問解いたとすると、当然前者の人は一切勉強になりません。逆に知っている人は、その公式を使いながら実践を重ねて、より一層公式について熟知することになります。

これが「蓄積」です。逆に、地歴などの科目における一問一答の問題などは、一度覚えれば済むので、「蓄積」の効果は少ないわけです。

この意味で現代文は、「蓄積」の要求される科目と言えます。例えば早稲田などの難関大学では、「ミシェル・フーコー」という人物の思想が頻繁に取り上げられます。その思想を早くに学んでおいた人は、その後も問題を解くたびに、どんどん深い知識が身につけられますよね。
一方で、そういう知識の習得を放置してきた人は、何度問題を解いてもいまいち理解が深まらず、成績が伸びません

つまり、「蓄積」科目は、早くにある程度知識をつけ、コツを掴んでいけば、あとは気にかけなくても伸びていくわけです。

現代文はなるべく早くに始めるべきだということが、お分かりいただけましたか?

常に「頭を使う」勉強を続けよう

文系私大の受験ではなおさら強い傾向ですが、受験開始時はどうしても「脳筋」的な暗記作業が多くなります。

それは多くの受験生が、英語・古典の単語・文法暗記を受験開始時に手を付けるからですね。
そしてこの時期が一番、勉強への興味がなくなる時期になってしまいます。誰でも知らない知識を単調に暗記し続けると飽きますし、なかなか文章が読めるようにならないと嫌になるものです。

そこで、暗記勉強のリフレッシュとして、現代文を解いてみることがおすすめです。
眠くなった脳に適度にアドレナリンを補給することが、他の勉強も飽きずに継続するためにも良く、現代文の成績も伸びるなんて、一朝一夕ですよね。

英語・古典の学習初期に現代文を並行して勉強するメリットは他にもあります。
現代の日本語をしっかり構造から理解している受験生は、実は少ないんです。
現代文を通して日本語文章を深く理解することで、英語や古語との違いにも意識が向けられ、逆に英語・古語の知識が現代文に役立つという、相補的な効果が得られるということです。

和文英訳や英文和訳、現代語訳など、英語・国語の融合問題が出題される難関大学なら、なおさら必要な知識を、早めに身に着けちゃいましょう。

まとめ オンライン家庭教師を利用してみよう

という訳で、現代文は、受験勉強開始時、英語古文の単語・文法暗記の時期頃に始めるのがおすすめです。その時期は人によって高2だったり、春だったり様々です。

が、地歴を本格的に勉強する秋ごろまでに、ある程度コツがわかり、過去問に挑めるくらいになってしまうようになっていると、「蓄積」効果で圧倒的に差をつけられることは間違いないです。

オンライン家庭教師「飛ぶ教室」では、現代文で要求される背景知識に詳しい教師が、志望校過去問を受験初期からでも読めるように、徹底的に解説する授業を行っております。

人によっては、国語の勉強は家庭教師の授業の予習復習だけでも、十分に難関大合格できる力をつけられます。

興味を持たれた方は、当サイトから無料体験のご応募をおねがいします。

ではでは。

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