ADHD傾向の大学受験は私大より東大を目指そう

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発達障害傾向を受験に有利に活かそう!

オンライン家庭教師「飛ぶ教室」の講師けんです。

東大生には発達障害の傾向がある方が多いという話はたまに耳にしますね。

「発達障害の傾向」と書きましたが、医学的な診断基準はどうでも良く、単に社会生活上問題がなければそれは障害ではないと思います。

発達障害があっても、知能指数は高い人が、高学歴と呼ばれる大学には実は多いんです。
そういった人は、適切な指導があって、やることをはっきりさせれば、大学受験では寧ろ有利になるほど特性を活かすことができます。

これは自閉症スペクトラムの特性ですが、「定型発達に比べて日常会話は苦手だけど明確な議題がある議論は得意」。ADHD&ASDは併存することが多いので、当てはまる方もいるでしょう。

最近の共通テスト現代文の問題を見てみてください。
文章を読んだ男女の高校生がそれについて「この文書は〜〜なのが特徴だね。」「確かにね。でも〜〜な見方もできるよね。」なんて鼻につく会話を繰り広げています。

これ、普段の会話ではありえないまさに「自閉症スペクトラム的な会話」じゃないですか?
こういう人によっては「つまらない」ものでも、真剣になれるという特性は、受験において武器になります。

今回の本題です。生活に支障が出てしまう程の方はそもそも東大入ることは難しいので、あくまでそうした「傾向」がある場合に限って言えば、受験戦略としては東大のような【複数科目でまんべんなく成績が必要な大学】を目指すことをおすすめします。

以下その理由をご説明します。

東大受験は科目数が特徴

東大入試の特徴は第一に、その科目数にあると言えます。

文系で言えば、共通テストは英(LR)数(1A2B)国(現古漢)地歴2科目理科基礎2科目、二次試験が英(LRW)と数(1A2B)国(現古漢)それに地歴2科目。
科目数で次に多い、京都大学でも、二次試験では地歴は1科目だけなことを考えると、非常に沢山の科目が必要ですね。

対して例えば早稲田であれば国語(現古漢)英語(R)地歴1科目だけで受験可能ですね。 圧倒的な差があります。

ADHD傾向の方は、注意散漫なために、1科目に集中して勉強することが困難であることが多いです。そのため、科目数が少ない場合は勉強に飽きたらスマホをいじる、ということになりがちです。

一方で、科目数が多いと、1科目の勉強に飽きたらまた別の科目をやるという形で集中を継続できます。なので東大のような多科目試験に向いていると言えます。

もう一つ、ADHD傾向の方は、集中ができないので、暗記が苦手な傾向があります。
たとえば地歴科目、難関私大ではやたらと難しい知識を覚える作業が必要で、勉強が単調になりがちです。飽きやすいADHD傾向にとっては致命的ですね。

ですが、以下に解説するとおり、東大受験は実は暗記能力は比較的必要とされません

東大二次は記述式試験

東大入試のもう一つの特徴は、記述・論述試験が中心ということですね。京都大学なども記述形式ですが、各科目内の問題数は東大の方が多い&問題形式のバリエーションが豊富なので、これもまた飽き性なADHD傾向にピッタリです。

記述形式の場合は、部分点をいかに多く取るかがカギになります。数学で言えば、注意欠如でケアレスミスが多い方でも、計算が間違っていても大筋の考え方があっていれば得点につながります。

また、ADHD傾向の方は細かい暗記が苦手です。日本史などの科目で一問一答形式の問題集を何度もやり続けることは非常に難しいですよね。

しかし、東大の日本史試験では、史料やリーディング文が問題文に載っていて、「なぜこの出来事が起こったのか?」など、流れを掴めば論述できるようになっているので、実は暗記が比較的必要ないのです。

物理など理系科目も暗記が少ないのは言わずもがなです。

確かに共通テストではマーク式試験を解かないといけませんが、東大の文系科類では足切りがないところもあり、また、最終的には共通テストと二次試験の得点は1:4の割合で、共通テストの得点がかなり圧縮されるので、二次試験でいかに差をつけるかが合否を決めます。

ADHDが東大受験するデメリット

以上の、科目数・問題形式という観点から、ADHDの方は東大入試に向いているということがお分かりいただけると思います。

その上で考慮するべきは、ADHD傾向の「過集中」、一つのことに集中しすぎるという特性です。

これは、長時間の東大入試には向いているのですが、普段の勉強の際はバランス良く各科目を高めていく際に足枷になります。

また、マーク式問題では正解不正解がはっきりしますが、記述試験にはわかりやすい正解がないこともあり、注意欠陥・衝動性があることで起きるケアレスミスが発見しづらいというデメリットがあります。

ですが、その欠点もしっかりと自分で認識しておけば、経験から学んでマシになっていくものです。

受験生の親としてできることについて、以下の記事でも紹介していますが、発達障害傾向がある方はとくに、失敗を責めないことが大事ですね。

オンライン家庭教師「飛ぶ教室」で東大を目指そう!

オンライン家庭教師「飛ぶ教室」では、東大卒プロ講師が、受験生の学習計画をフォローし、また記述論述の添削指導もおこなっております。

なので、多科目の勉強のバランスを取ることができ、記述答案の添削を受けられるので、ADHD 傾向で東大など多科目受験を目指したいという方には非常におすすめだと言えます。

集団授業の予備校やオンデマンド動画は、興味がすぐに移ったり、教室のペースに合わせられず、自分のペースで学習を進めたいADHD傾向の方には非常に不向きですが、「飛ぶ教室」は一人ひとりの特性に合わせた授業をおこなっていきます。

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ではでは。

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