大学受験生の親ができることはどこまで?やってはいけない「過干渉系毒親」の失敗あるある5選からプロオンライン家庭教師が役割を考察。

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「飛ぶ教室」東大卒オンライン家庭教師のけんです。昨今「毒親」というワードをよく耳にします。
中でも大学受験生の親御さんが陥りやすいのが「過干渉」ですね。

お子様から「毒親」と言われるのは絶対に避けたいのが親の心理ですよね。それでも、ついつい愛する子どものために何かとしてあげたくなる、というお気持ちはよく理解できます。が、何でもやりすぎは禁物です。

今回は実際に出会った保護者様の例もみながら、毒親のあるある5つ・大学受験生の親ができることを考えていきましょう。

大学受験生の「過干渉系毒親」あるある5選とその対策

「過干渉系毒親」の本質

そもそも、親には「過干渉」に陥る危険性が誰にでもあるものですが、特に難関大受験志望者の親は気をつけるべきです。
私は東京大学出身ですが、親に「東大にいけ」と強い圧力をかけられ、小さいときから塾に通わせられたというケースを東大生に良く見かけました。

もちろん、それは子どもにいい会社に就職してほしい、などの親心からくるものでしょうが、そこには「子どもの意志を尊重する」という心構えが欠けていることが非常に多いです。

しっかりと子どもの意見を聞いた上で、大学受験の是非、志望校の決定が行われていることが最重要です。

「過干渉」と言われてしまう親の本質は、「自分がいいと思ったものは子どももいいと思うに違いない」という態度があることです。

その態度のまま、子どもが進学に成功するとしても、進学以降その問題が深刻化します。
毒が効果を発揮するのは、もっと子どもが年齢を重ねてからです。

過干渉に育った子どもは、自分自身で目標を持つことができません。
目標を持てないと、例えば大学での勉強に主体的に望めなくなります。
例えば就職した会社で、上司の指示があれば過剰な労働でもやり続ける人になり、うつ病になってしまう、など、親の毒には遅効性があり、そうなってからでは取り返しがつかない事態になります。

大企業に入れば安泰という社会でもなくなりつつある今、最悪の事態を引き起こす毒親になっていないか、今なら遅くないので、チェックしてみてください。

あるある①親の決めた予備校に通わせる 

「過干渉系毒親」は、愛情はあるのですが、その向ける方向が常にズレています。

大学受験では、その愛情は「なるべくお金をかけてあげたい」という気持ちとなって現れ、「とりあえず予備校に通わせてあげれば文句は言わないだろう」と、大手予備校の難関大コースを親自信が選んで通わせるという行動に結びつきます。

しかし、後からも述べますが、金額は必ずしも成績向上と結びつきません
今では費用をそこまでかけずに、全国どこからでも一対一の高品質な指導が受けられるオンライン家庭教師サービスが(例えば当教室のように!)あるのに、とりあえず予備校に通わせればよい、と思考停止している親は大変危険です。

もちろん今の親の世代にとっては、大学受験といえば予備校が当たり前でした。
しかし、時代は変化しています。もっと沢山の選択肢がある時代です。

それなのに子どもを予備校にとりあえず通わせる親というのは、まさに「自分の常識を押し付ける」毒親となっている可能性が非常に高いです。子どもが通いたいと言って通うことは否定しませんが。

学校の勉強と自習だけでは大学受験に成功できない人が多いのは事実です。その上で、親ができることは、沢山の選択肢を示してあげることです。

当教室には、生徒自身が自分で検索してたどり着く方もいます。例えば自分の弱点が国語だと気づいて、「国語 オンライン家庭教師」などと検索。
そして自分で申し込んで、体験授業を受けて、「面白い!」と思って親に入会したいと頼むケースです。

こうした生徒の方が、主体的に勉強を進めるため、やはり伸び方も速いです。

あるある②学校の予習復習をやたら丁寧にする子ども

過干渉系毒親の子どもは、何よりも親の愛に応えるために、必死に勉強する人が多いです。

なので、学校の予習復習や課題をこなすことに異常に神経質になります。

その結果、内容を学んで考えるというよりも、「ちゃんと勉強している感」を親に見られなくとも自分に課していき、物凄く遠回りで非効率的な勉強をしがちです。

ところが、大学受験は残酷で、(AOや推薦以外は)「勉強している感」を評価してくれません

基本的には、学校の勉強の予習復習は無駄です。私は受験生時代ほとんど放棄していましたが、もちろん(受験には)何の問題もありませんでした。

参考書・問題集を自分で沢山解く方が何倍もマシです。
しかし「過干渉系毒親」は、子どもが学校の勉強をやらずに参考書がほしいなどと言うと怒ります。

ちゃんと大学に合格してほしいならば、子どもがほしいと言った参考書のお金は何も言わずだすべきです。
一番いいのは、参考書代を予め渡して、ちゃんとレシートなどを渡してもらうよう取り決めておくことです。

あるある③子どもを「見つめる」親

「色々口出しせずに、見守ったほうがよい」というのが過干渉対策のセオリーです。
しかし、いわゆる反抗期以降の子どもは、「見つめられる」ことすら嫌がるものです。

そもそも、「反抗期はいつか終わる」と思っている人は毒親の可能性が高いです。

「言うことを聞かない反抗期」が子どもに来るということは、今まで親が「言うことを聞かせる対象」として子どもを見ていたことの結果にほかなりません。

「言うことを聞かせる対象」ではなく、「自発的に育つサポートをする対象」として親が子どもを育てた場合、そもそも「反抗期」は来ないのではないでしょうか。

とはいえ、現に子どもが親に反抗的な態度を取っている方は、なるべくそっとしておきましょう。
勉強している子どもに「勉強頑張ってるね」と言葉をかけることすら危険な場合があります。

私が教えていた生徒の実例ですが、そもそも親に色々言われたくないので、親の視線を感じるところでは一切勉強しているそぶりを見せない生徒もいました。

その生徒のお母様は、それを心配して、私に「子どもが全然勉強しない」とご相談をいただきました。
実際は、毎日何時間も勉強している真面目な生徒だったので驚きましたが、親の前では余裕な態度を見せたかったのでしょうね。

そのお母様は、まさしく「過干渉」的な傾向が強く、授業に同席することをしつこく求められたり、大変でした。

誰かに見られているところでは勉強できない、という気持ちはすごくよくわかります。
誰にも見られずに勉強に集中できる環境を、家や外の自習室に用意してあげることが、受験生の親には求められます。

あるある④模試の結果を提出させる

まだまだ耳が痛いかもしれないあるあるが続きます…。ご容赦ください。
次は「子どもの成績を管理する毒親」です。

子どもが模試を受けたら、その結果を毎回親に提出させていませんでしょうか?

確かに、子どもの成績は気になるものですが、親が成績を知ったところで、子どもの志望校合格率は1%も上がりません。

第一、悪い成績だったとしたら、「もっと頑張れ」くらいしか返す言葉がないですよね。
子どもによっては、その言葉が大変なストレスになります。
もとから親からの承認欲求に飢えて勉強している子どもならなおさら。

親がすべきことは、志望校を変えたいなどの子どもの相談があれば乗ってあげることです
そもそも成績はすぐには上がらないので、一喜一憂するべきではありませんが、もし子どもが模試で良い成績を取ったら、強制しなくても親に見せてきます。その時は褒めてあげるのが良いでしょう。

あるある⑤「浪人はできない」と子どもに言う

受験生の子どもが精一杯頑張っているのに、いまいち成績が出ず、不合格になる可能性が高いとき。
「過干渉系毒親」は「浪人はさせないよ」と子どもに圧力をかけがちです。

「過干渉系毒親」は、先程述べたとおり予備校に通うことを当然視しているので、浪人したらさらに莫大な費用がかかることをとても心配しています。また、自分の子どもが現役合格という「普通のルート」から逸れるのが嫌でたまりません。

ですが、「浪人をさせない」といくら言おうとも、不合格になるときは不合格になります。どちらにせよ落ちるときは落ちるのに、余計なプレッシャーを与える言葉には何の意味もありません。

大抵の場合、一年くらい浪人しようと、人生に大きな差は生まれません。むしろ浪人経験がある人の方が、大人びていて大学生活もうまくいったりします。高校卒業後、モラトリアム期間を経てから大学に行く、というのも海外では普通だったりしますよね。

子どもの成長に欠かせないのが、「心理的安全性」です。失敗をしても大丈夫だと、主観的に思える環境がなければ、健全な発達はできません。
しかし、「過干渉系毒親」は「自分の期待に応えなければ命が危険になる」と大げさではなく子どもに思い込ませることで、まさにこの「心理的安全性」を奪ってしまいます

翌年のことで余計な心配を受験生に持たせない努力が必要ですね。

まとめ 適度な放任が最適です

以上、5つの毒親あるあるをご紹介しました。とにかく過度な干渉をかけないことが重要だとお分かりいただけたでしょうか。

とはいえ、全く放任してしまうのも子どもにとっては良くないので大変ですよね。そこが難しいところですが、おすすめはやはり家庭教師を雇うことです。

保護者の代わりになって、勉強の管理や相談ができる大人がいることが、受験生にとって大きな支えになることは間違いありません。
勉強に関しては家庭教師に任せながら、時折様子を教師を通して伺うといった距離感で受験生を「見守る」のは理想的な関係に思えます。

リアルよりもオンラインの方が、意外と気軽に相談できるという声もよく聞きますので、オンライン家庭教師がおすすめです。

ご興味を持たれた方は、是非当サイト「飛ぶ教室」をお子様に「選択肢として」お伝えください。無料体験実施中、お待ちしております。

ではでは。

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