徒然授業雑記 結局は信頼関係が重要

久しぶりの投稿です。

指導していた生徒から合格報告が届く時期で、嬉しい気持ちになりますね。

同時に新規受講生の応募もたくさんあり、体験授業をする中で色々考えることもあります。

体験授業はたったの60分間で、ほとんど今の実力や癖がわからない中で初対面の生徒と実施しなければなりません。

なので毎回緊張しながら、できる限り教えられることを教えるよう心がけていますが、どうしても最大のパフォーマンスを発揮するのは難しいですね。生徒も緊張していたり、慣れない受講環境だったりして、質問や会話もスムーズにいかないことも多々あります。

丁寧に教えようとすると簡単すぎて、受講の必要がないと感じられたり、逆に少しでもレベルの高い内容を教えてしまうと、難しくてわかりづらいとなって受講を断念されてしまったり。

生徒のレベルが把握しきれていないので、どうしようもない側面ですね。

なので、結局体験授業だけ受けて受講には至らない方もちらほらいらっしゃいます。

受講希望の方からしても、限られた時間で受講の判断をしなければならないので仕方ないのですが、こちらとしては何とも言えないやり切れなさが残ることもあります。

私の授業は、回を重ねていくたびに徐々に生徒に合わせて最適化し、段階を踏んでじっくり重要な知識を教えていくので、そもそも1回きりの体験授業は向いていないのかもしれません。

そのあたりを理解して、受講継続していただける方だけでもしっかり対応していこうかな、とも考えています。

先日筑波大学に合格した受講生の保護者の方から、受験期間中息子は先生のことをすごく信頼していましたと伝えていただきました。とても有難いお言葉です。

重要なのは、生徒との信頼関係に尽きるな、と思います。生徒に信頼してもらえるようなクオリティの授業を毎回やる。そして、私も生徒を信頼する。

信頼関係の中でしか、対話を通した(ソクラテス式の)「学び」は成り立ちません。

そして、信頼関係構築の最初の一歩は、どうしても「賭け」の要素があります。

その「賭け」には、「直観」が切り離せません。

確かに体験授業は不十分なものですが、それでもわずかな時間で、「あ、この子はこれくらい成績が伸びていって、これくらいの大学に合格できるだろうな」というのが直観的に想像できてしまうものです。そして、悲しいかな嬉しいかな、その直観は当たることも多いです。

保護者の方から受講相談があることが多いですが、特に、自分で調べてこのサイトを見つけて、自分で申し込んでくる方はかなり見込みありです。

残念ながら私は占い師ではないので、その生徒に合わせた授業を誠意やっていくしかないんですけどね。

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