指導方針

指導方針-国語オンライン家庭教師「飛ぶ教室」

最初はわかりやすい解説を通して知識や解法を習得してもらい、その後は演習を繰り返してパターンを体得、自動化していきます。最終的には未知の問題に対してどう解くかを考えられるようになってもらいます。

基礎となる知識・解法の習得→受験全般で求められる高速処理に対応→難問を能動的に解くための思考力強化という3ステップで、ゼロの状態から難関校突破まで引き上げます。

3ステップは大学受験であれば、ステップ1が高校1年生、ステップ2が高校2年生、ステップ3が高校3年生で到達していたい目安になりますが、受講生の開始時期に合わせて、比較的遅くからのスタートでもなんとか合格に持っていくことができるよう対応します。

指導の流れ

指導の流れ-国語オンライン家庭教師「飛ぶ教室」

①事前に相談して、授業で扱う問題を指定します。

こちらから問題を共有するか、問題集や過去問を購入していただきます。参考書・問題集大全ページに記載している、私が厳選した問題集を中心に、レベルに応じた課題を選定します。(中受・高受は別途指定)

高3以降はなるべく早く過去問を取り組み始めることを目指します。国語は特に志望校過去問をたくさん解くことが合格への近道にもかかわらず、独学では解説の少ない過去問集しか手に入りません。多くの国語講師は解説文をなぞった説明ばかりなようですが、私は解説文などなくてもしっかり説明できるので、その点が他塾と違う大きな強みです。

②予習していただき、問題の回答を送っていただきます。

授業時間にいきなり文章を読んでも理解できず、時間が無駄になってしまうため、事前の予習を必須にしています。この段階で完璧に理解できる必要は全くありません。
わからなかったポイントは整理して、授業で質問する準備をしておくと尚良いです。
線の引き方や解き方など、教わったことを意識してみましょう。
また、レベルによっては、辞書やWebで語彙なども調べておきましょう。

③授業で一緒にじっくり再読し、問題に取り組みます。

再読こそが読書です。丁寧に読解をしていく中で、思考の方法を学んでいただきます。
この中で、設問では聞かれていなくても重要なポイントを、講師がたくさん質問します。ただ自分で読むだけでは気づきにくい発想を身につけてもらいます。
解き方はただ解説するだけではなく、なぜそう解くのかから深く理解してもらいます。
参考→現代文の解き方ページ
また、問題の解答について、自分の回答の理由や正誤の根拠を「言語化」してもらいます。話すのが苦手な方でも、適宜フォローしながら進めるので安心してください。
オンライン授業の受け方ページで解説しているように、双方が同時編集できる「飛ぶ教室」ノートを利用し、言語化した内容を記録していきます。
問題は1回の授業で終わらない場合もあります。特に初期段階では、何回もかけて十分に理解できるよう指導します。

④必要に応じて復習してもらいます。

国語は同じ問題が出ないため、復習をせずに新たな文章に取り組むこともありますが、重要な解法や語彙、古典の知識などは復習が効果的な場合があります。
そういったところは指定して復習をしてもらいます。次の授業の時にテストして、習得できたかチェックします。
また、可能な場合はセルフレクチャー復習を推奨しています。

マンツーマン指導の特徴 5つのポイント

マンツーマン指導-国語オンライン家庭教師「飛ぶ教室」

①「わかりやすい」だけじゃない

学校の先生であったり、予備校の先生は、「わかりやすい」、つまり単純化された授業を求められ、「わかりやすい」ほど人気になります。
ですが、その授業を聞いているだけでは自分で考える思考力が身につきません。
難関校の国語に取り組むには、「わかりやすい」だけの授業ではいけないのです。そのため、もちろんプロなのでわかりやすく教えられるところであっても、すぐに解説するのではなく、まず自分で考えてもらえるような質問を発していきます。

②解き方を「教える」+「作る」

国語以外の科目でも、学校や塾では「解き方」を教わって、そのまま解くのが常識です。
「飛ぶ教室」は違います。問題に対して、「どう解くべきか」を一緒に考えていきます
その「解き方」を、なぜ採用するのか、自分で納得した上で武器にしてもらいます。
これによって、未知の問題に取り組む思考力と主体性を培っていただけます。

③知的好奇心重視

大前提として、時代遅れのスパルタ的な指導はやりません。叱ったり抑圧的な方法を取っても意味がないですし、そのようにして難関校に合格しても後々精神的にうまくいかなくなります。性格的にもスパルタは指導できません。
代わりに現代文中心に生徒の好奇心を引き出す指導を心がけています。
単純に解説するだけではなく、どういうところが面白いポイントなのか、入試対策の範囲に留まらず教えます。
「面白い」と感じられることが、モチベーションの源になり、自分から学習に向かうことができます。

④対話を通して言語化技術を習得

現代文の授業を例に、一般的な集団授業や個別指導との違いを考えます。
普通の授業では、文章の文の流れ、対比や言い換えがどうなっているかを講師が解説していくだけのことが多いですが、マンツーマンの利点を活かして貴重な時間をもう少し建設的に使いたく思います。
まず本文を事前に予習していただき、よく分からなかった点を生徒に質問してもらいます。そして質問からどこで躓いているのか炙り出し、授業を構築していきます。
また、分かったつもりになっていることがほとんどなので、講師も事前に準備した上で「そもそも」から考えさせる質問を生徒にたくさん投げかけます。「どう読むか」はもちろんですが、「そもそも」どういう背景でテキストが書かれているのかや、キーワードがどういう意味なのか、なぜこの文章や設問が出題されているのかなど、本質的に突き詰めて理解していただきます。

曖昧な理解は誤解につながり、記憶定着も薄いので、生徒になるべく正確に「言語化」していただき、それをチェックします。「言語化」の技術こそが成績向上の肝で、それを徹底できるのが個別指導の最大の利点です。
ある程度演習量は必要ですが、量より質なため、一つ一つの問題に徹底的に時間を使います。側から見ると進捗が遅く感じられるかもしれないですが、最短の道です。問題集や普通の授業では本文を「読んで終わり」にしてしまいますが、一度扱った文章が他の出題文とどう繋がっているかまで意識してもらいます。

⑤背景知識のネットワークを武器にする

また「余談」という形式で背景知識を伝えることも重視しています。全く関係のない話ではなく、本文と繋がりのある学問的な話題が多く、楽しく聞いているうちに知識の網を広げていただき、受験本番などで「あ、この話は聞いたことがあるな」という状態に持っていけることを意図しています。
本番で全く知らない話題が出題されると、心理的に緊張してしまったりして理解度が著しく低下しますので、「余談」の有効性もご理解ください。

「飛ぶ図書室」のページでは、授業で話す余談に活かしている書籍を随時追加しています。大学に無事入ってから、気が向いた時に受講生に手にとってみてほしいと考えています。

自習サポート

自習サポート-国語オンライン家庭教師「飛ぶ教室」

参考書・問題集の徹底調査

参考書・問題集大全ページで紹介しているように、網羅的に国語(現代文・古文・漢文・小論文)の市販書籍について調べた上で、人気度や内容の質を見て合格に必要なものを選定しています。受講生のレベルを個別に見た上で、一番適切だと思われるものを指定し、自習・授業予習に使用してもらいます。

※たいして勉強しない人ほど、いわゆる「参考書ルート」にこだわりますが、大事なのは繰り返しやり方だということは強調してもし切れません。

自習方法の徹底改善

国語に限らず、勉強が得意ではない方は多くの場合、自習のやり方を知らないか、間違った方法で行っています

私自身、東京大学文科一類に「独学で」現役合格した経験や、3000時間以上の学習が必要と言われる司法書士試験に1200時間で独学合格した経験をもとに、自習のやり方を徹底的に改善していただきます。自習のやり方に関する質問はLINEで随時対応します。文系の場合は、他科目の相談にも乗っています。

また、スマホアプリなども駆使して、現代の最適な自習を実践してもらいます。